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「いろんな手 vol.2」イベントレポート–【AND WOOL】×【装いの庭】共同プロジェクト–

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こんにちは。【AND MAGAZINE.JP:アンドマガジン】の発起人でファッションデザイナーの村松啓市です。いつもこのマガジンをご覧いただいている皆様、ありがとうございます。

2022年4月23日(土)と24日(日)の2日間、静岡県島田市にある私たちのアトリエ兼ショップで、手仕事でものづくりをする作家さんたちが集まるイベント「いろんな手 vol.2」を開催しました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、前回の第1回目のイベントから約1年半があいてしまい、「お客様は来てくれるだろうか」「作家さんたちは楽しんでくれるだろうか」と開催日を迎えるまではとても不安な気持ちでいっぱいでした。

2日目の日曜日はあいにくの雨だったにもかかわらず、終わってみれば前回よりも来店してくださったお客様の数は多く、私もほっと胸を撫で下ろしました。私にとっては非常に楽しくうれしい2日間になったので、今日は、皆様へのお礼も兼ねて、イベントの様子をこちらの記事でご報告したいと思います。最後まで読んでいただけるとうれしいです。

 

●1年に1回「作家さんに会いに行く」イベントに

前回の1回目のイベントで、たくさんの作家さんやお客様と直接交流できたことが私自身もとてもうれしかったのですが、今回の2回目のイベントで何よりもうれしかったのは「1回目のイベントで出会った作家さんに会いに来ました」というお客様の声を聞くことができたことです。

前回、このイベントで知り合った作家さんたちと「昨年ここで買ったお菓子がとてもおいしかった」「また今年も買いに来ました」などとお話ししながら楽しそうにされている様子を見て、これからもこの活動を絶対に継続させていこうという気持ちになりました。

この1つ1つの小さなつながりが、きっと大きな豊かさにつながっていくと感じられました。

 

●販売も大事だけどそれよりも「会話を楽しむ」こと

もう1つ印象的だったのが、作家さんたちがお客様との会話をとても楽しまれていたことです。今回も、前回に引き続き3つのワークショップをご用意したのですが、製品の販売だけでなくより身近に「手仕事」を感じてもらえるワークショップは、今後もぜひ開催していきたいと思いました。

手仕事によるものづくりが実際に体験できる機会として「針刺し編みワークショップ」と「つくろいワークショップ」を行いました。このワークショップの目的は「上手に作る」ことではありません。私は不揃いだったり不恰好だったりしても、「より自分が愛着を感じて大事にしたいと思える」そんな気持ちを手仕事を通して感じてもらえればいいなと日頃から思っています。ワークショップの後、思い思いに作って仕上げたものを大事に持ち帰るお客様の姿を見て、本当にうれしかったです。

さらにもう1つ「出張写真館」で、プロのカメラマンさんにすてきな写真を撮ってもらう体験もご用意しました。撮影してくれたつづり舎の割田光彦さんは「今日は画角だけ決めたら僕は笑わせる役、お楽しみに!」と言いながら、ご自身が誰よりも楽しんでいらっしゃいました。手元に残る写真以上に、みんなで一緒に楽しい時間を過ごしたという思い出が残るのは、とてもすてきなことだと感じました。

今回のイベントには、主に山梨県と長野県から作家さんたちが集まってくれました。静岡に旅行にくる感覚で参加してくれて、イベント後に観光や地元の食なども楽しんで帰られたようです。皆さんが静岡を好きになってくれて「また遊びに行きたい」と思ってもらえることも、私にとってはうれしいことです。

 

●イベント会場から「インスタライブ」に挑戦

今回はイベント当日に、会場となった私たちのアトリエ兼ショップからライブ配信も行いました。「いろんな手」のプロジェクトを一緒に運営している【装いの庭】の藤枝大裕さんと一緒に、少しでもたくさんの方にイベントの様子や作家さんたちをご紹介できればと思い、急遽やることにしました。

イベント2日目「インスタライブを見て来ました」というお客様がいらっしゃってとてもうれしかったですし、「何事も挑戦してみるものだな」と思いました。

このときのライブ配信は、アーカイブを【AND WOOL】の公式Instagramアカウントに残してあります。よろしければぜひご覧ください。そして、次回の開催のときはどうぞご来場いただければ幸いです。

【AND WOOL】公式インスタグラムアカウント
https://www.instagram.com/and_wool/

 

●新しいプロジェクトが動き出しそうな予感

私が藤枝さんと立ち上げた「いろんな手」のプロジェクトでは、今回のようなイベントの開催の他にも、作家さんたちのコラボレーション商品の開発や新しい取り組みにどんどん挑戦していきたいと思っています。立ち上げからこれまでの約1年半は、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり思うような活動ができていませんでしたが、これから少しずつ動き出したいと思っています。

私としては今回がその第一歩目という気持ちで、イベントに臨んでいました。そして2日間の作家さんたちとの交流の中で、今年は新しいチャレンジがたくさんできそうだという予感を得ました。

実は現在すでに、いくつかのコラボレーションがスタートしています。私のブランド【muuc】と、今回のイベントで「針刺し編みワークショップ」を開催してくれた【BasketMoon】さんとは、コラボレーション商品「針刺し編みキット」の販売をすでに行っています。大変ご好評をいただいておりまして、【muuc】からさらに新しい生地を提供することになっています。また「出張写真館」を開いてくれた【つづり舎】さんには、今シーズンの私のブランドの【muuc】や【AND WOOL】のお洋服や製品の写真を多数撮っていただいています。そして、藤枝さんの【装いの庭】の刺繍キットを、今月から【AND WOOL】公式オンラインショップでお取扱いせていただくことになりました。

▼【BasketMoon】針山かご編みキット
https://www.andwool.com/items/45024980

▼【装いの庭】ototoito 刺繍キット
きらきら:https://www.andwool.com/items/61486366
ふかふか:https://www.andwool.com/items/61486151
もふもふ:https://www.andwool.com/items/61485897

 

世の中の多くの人が知っている大きなイベントや活動も、最初はとても小さな一歩から始まっているのではないかと私は考えています。ですから、今はまだ静岡の山間にある小さなアトリエの中で行われている小さな活動ですが、大切に育てていくことで、いつかもっともっとたくさんの人を笑顔にすることができるようになると信じています。

もし、少しでも「ちょっとのぞいてみようかな」と思われた方がいらっしゃいましたら、ぜひ次回のイベントに遊びに来てください! 今回、店舗イベントの前に2週間ほど「オンラインイベント いろんな手」を開催しましたが、そのような形で遠方の方にも参加してもらえる方法を、私たちももっと考えていきたいと思っています。

最後まで読んでくださってありがとうございました。引き続き「いろんな手」をどうぞよろしくお願い致します。

 

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