【AND WOOL】初の試み「夏のイベント 編み物フェア」の開催報告
こんにちは。【AND MAGAZINE .JP：アンドマガジン】をご覧いただいている皆様、いつもありがとうございます。このマガジンでは、ファッションデザイナーの村松啓市の「半径5mの物語」を紹介しています。
村松がディレクターを務めるニット専門ブランド【AND WOOL】は、先月、初の試みとなる「夏のイベント 編み物フェア」を2週間にわたって開催しました。フェア中、店舗での販売会やイベントに足を運んでくださった皆様、開催に参加・協力してくださった皆様、本当にどうもありがとうございました！
今回は、フェア中の店舗やワークショップの様子をご紹介しながら、次回開催に向けてスタッフで話し合ったことをご報告したいと思います。ぜひ最後まで読んでいただけるとうれしいです。
今回の「編み物フェア」は、7月14日(木)〜30日(土)の2週間、「夏もニットを楽しみたい！」というニットが大好きな皆様と、編み物を思いっきり楽しむイベントを開催したいと思いスタッフで企画しました。私たちが日頃からお世話になっているブランドさんや作家さんにもご協力いただき、お客様も含めて参加してくださった皆さんが楽しめるフェアにしたいと思いました。
フェアの開催期間中、3つのイベントを行いました。
●活動報告会&感謝祭
私たちは今年の春、4回目となるクラウドファンディングに挑戦し、たくさんの方からご支援をいただいて目標を達成して終えることができました。そこで、ご支援・ご協力いただいた皆様に、感謝の気持ちをお伝えしつつ【AND WOOL】の活動についてご報告する会を開きました。当日は、静岡県内に豪雨警報が出るほどのあいにくのお天気でしたが、皆様わざわざ店舗に足を運んでくださって、本当にうれしかったです。
地元の農家さんによる野菜販売や、ティースタンドでのお茶の販売などもしていただきました。
●ニット製品オーダー会
私たちがいつもお世話になっている静岡県静岡市の洋品店【ジャックノザワヤ】さんにご協力いただき、ANDWOOLのニット製品のオーダー会を開催しました。体に合わせたサイズでお作りするために、サンプルをお客様に試着してもらい、着心地・丈・素材・色・形などのご要望を伺いながらオーダーをいただきました。
私たちの製品は1つ1つ手仕事で仕上げていますし、そもそもニット製品は個別のご要望に対応しやすいので、このようなオーダー会も可能となります。ニットのいいところの1つだと思います。オーダーをいただいたお客様には、完成を楽しみにお待ちいただければと思っています。
●ワンコインアロママッサージ
西焼津のアロマのお店【リカーユ】さんには、ANDWOOLのアトリエで「出張クイックマッサージ」を開いていただきました。ワンコインの500円（※税込550円）でハンドマッサージ、もしくは肩か首のマッサージをしてくれました。アトリエの片隅の静かなリラックスできるスペースで、雨の音と鳥の声を聞きながら受けるマッサージは「とても贅沢なひととき！」と大変好評で、「またやってほしい！」というお客様がほとんどでした。
そして今回の「編み物フェア」では、参加した方ご自身で手を動かしてものづくりを体験していただけるワークショップも開催しました。期間中に2つのワークショップをご用意しました。
●靴下の編み方ポイントワークショップ
福岡のすてきな毛糸屋【amuhibi】さんのキットを使った、靴下の編み方のポイント講習のワークショップを開催しました。編み物をする方ならご存知だと思いますが、靴下は編むことがとても難しいアイテムの1つです。「挑戦したけど挫折した」という経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
今回は靴下を編むときに多くの人が挫折しやすい難しいポイントの講習会を、予約なしの飛び込み参加もOKにして開きました。amuhibiさんは人気のショップさんでファンも多いので、「福岡まではなかなか行けないのでうれしい！」という声もいただきました。
●ネオン管アクセサリーワークショップ
静岡に本社があり全国的にも有名な、野外の看板やネオンサインの製作会社【アオイネオン】さん。以前、このAND MAGAZINE .JPにもご登場いただいたことがありますが、「コラボ商品を作ったりワークショップを開催したり、何か一緒にできれば」とずっと思っていたので、今回それが実現して本当にうれしかったです。
“産業”から“アート”へ ネオンの可能性を広げる「アオイネオン」–【AND WOOL】職人さん交流記–
https://andmagazine.jp/2021/02/02/20210202/
フェア終了後、アオイネオンさんのジュエリーパーツは、ANDWOOLの公式オンラインショップでも期間限定で販売させていただきました。ワークショップに参加できなかった遠方のお客様から「ほしいと思ってたのでオンライン販売があってよかった！」というお声もいただくことができました。
そして今回は何と言っても、ブランドさんや作家さんにご協力いただいてフェア期間中に店舗で行った「特別販売会」です。夏休みでもあるこの期間に、環境のいい静岡県島田市のアトリエをたくさんのお客様に訪ねていただけるきっかけになったことは、本当によかったと思います。
私たちの扱っている糸や製品は、直接見ていただくことでそのよさが十分に伝わると思っています。遠方でご来店いただくことが難しい方には、どうしてもオンラインの写真や文字情報だけで判断していただかなければなりません。しかし、直接手にとってご覧いただくと、その色味や風合いから製品の品質のよさに驚かれるお客様が多いことも事実です。
そのような機会を作ることができた今回のフェアは、とても大きな意味があったと思っています。
「特別販売会」に製品をご提供くださったブランドさん・作家さん、本当にありがとうございました。
【amuhibi】……福岡で人気の毛糸屋さん。フェア期間中、amuhibiが取り扱っている糸や編み物キットの販売を行いました。普段静岡では見ることができない輸入糸なども並んで、お客様もとても楽しんでくれました。
【TULIP】……ANDWOOLで普段からお取扱いさせていただいている編み物道具のブランドさんですが、今回は定番以外の商品も店頭でご紹介しました。ハート型やチューリップ型のカラフルな編み物道具が人気で、これからの編み物シーズンに向けて、使いやすさやかわいさからご購入されるお客様が多かったです。
【ライク】……私たちが日頃からお世話になっている就労継続支援B型事業所さんで、今回はライクさんのオリジナル商品の販売を行いました。そして、同じくライクさんが作っているカレーや和菓子の販売も行いました。
【長谷工業所】……オリジナルのステンレス製ソックスブロッカーを作製していただき、フェア期間中に店頭とオンラインで販売しました。一般的にソックスブロッカーは木製が主流なので、機能的に優れているステンレス素材であることがお客様に喜ばれていました。
【焼き菓子たわ】……ANDWOOLのイベントでは、いつも出張販売の焼き菓子を提供してくださっているたわさんが、今回も参加してくれました。「感謝祭&活動報告会」では、参加者の皆様に振る舞ったたわさんのお菓子が大好評でした。
【陶器作家achuu】……西焼津のクラフトベースの陶器作家achuuさんが、オリジナルの「ヤーンボール」を作ってくれました。店頭と合わせてオンラインでも販売を行いましたが初日に完売する人気ぶりでした。
ニットブランドとしてはシーズンオフとなる夏の時期にフェアを企画していくつものイベントを同時開催するというチャレンジ、さらに「手編み」に特化したイベントを行うことは、ANDWOOLにとって初めての試みでした。ニット製品をご購入いただくだけではなく、毛糸や編み物道具のご購入、ワークショップの参加など「自分の手を動かしてものづくりをすることが好き」というお客様とのコミュニケーションを、引き続き大切にしていきたいと思っています。
今後もお客様との距離が縮まるようなイベントの開催を企画していきたいと思います。今回ご参加いただいた皆様には、ぜひご意見やご要望をSNSなどでお寄せいただけると大変うれしいです。今後ともANDWOOLをどうぞよろしくお願い致します。
