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AND MAGAZINE.JP

村松啓市の半径5mの物語

【AND MAGAZINE.JP】は、手仕事によるものづくりのすばらしさを伝えながら製品を届けたいという、ファッションデザイナー村松啓市の思いから立ち上がった「伝える/届ける」マガジンです。
村松の仕事や暮らしの中の「半径5mの世界」で起こる物語を、そこに登場する職人やモノたちと共にご紹介します。

 

村松啓市のプロフィール

1981年生まれ。静岡県出身。文化服装学院 ニットデザイン科卒業。

卒業後に高級糸メーカー・リネアピウグループ(イタリア)に特待生として留学経験を持つ。リネアピウでは、ラルフローレン(USA)にニットデザインを提供するなど実績を残す。

2005S/S Collectionより、ファッションブランド【everlasting sprout】として活動をはじめ、15年を迎えた2020S/S Collectionより【muuc】にブランド名を改める。

2008年、イヴ・サンローランやカールラガーフェルドを見出した「ウールマーク・プライズ」にて、世界中の若手ファッションデザイナーの中からファイナリストに選ばれる。さらに、パリのトレードショーやロシア・サンクトペテルブルク(エルミタージュ美術館内)でショーを行うなど、海外からの高い評価を受け、キャリアをスタートさせる。

特許技術を取得しているほどの高いニットの技術や知識から生まれるデザインが特長。

2011年、独自のデザイン論や技術をたくさんの人とシェアすることで、より良いファッションカルチャーを作ることを目指し、活動拠点を静岡県島田市に移す。

2016年、ニットカルチャーを広げるプロジェクト【AND WOOL】をスタートさせ、編み職人を育てる活動や手を動かす楽しさを伝える活動など、ニットや手仕事の可能性を追求している。

  

村松啓市のブランド

muuc

服をキャンバスに

村松啓市がデザイナーを務めるファッションブランド。人の「手」から生まれるものづくりの可能性を追求している。背景となる社会や環境も含めたプロダクトデザインから服を生み出すことを大切にしながら、「服のストーリーを語り続ける」ブランドとして新しい挑戦も次々と開始。

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AND WOOL

ちょっと豊かに

村松啓市が立ち上げた、ニットを専門に扱うセカンドブランド。ニットの専門知識をもつ村松が、手仕事によって生まれる上質なニット製品の製造から販売までを、一括管理している。

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村松啓市の活動

「服をデザインするためには、環境からデザインする必要がある」という考えから、2つのブランドの運営と並行して、さまざまな活動に取り組んでいます。ファッションデザイナーとして何ができるのかを考えながら、少しずつ活動の輪を広げています。

 

●在宅ワークを必要とする人に雇用の提供

さまざまな理由から外に働きに出ることができない方たち、例えば、
・お子さんが小さい主婦の方
・定年退職後、自分のペースで働きたい高齢の方
・精神疾患等で人付き合いが困難な方
などに、在宅のお仕事を提供する仕組みを作っています。
誰が作業をしても仕上がりのクオリティに影響が出ないような単純作業を、製品製造の工程から抜き出して、お仕事を発注しています。




●就労支援事業所に適正価格でのお仕事発注

就労支援事業所さんの仕事の工賃は低価格に設定されている場合が多く、これは、価格競争の中で販売価格を安くするために製造コストが極端に抑えられることで起こります。
無理に安価で販売する必要のない高品質な製品製造の一部を就労支援事業所さんに発注することで、製造現場の作り手に適正な工賃での雇用を提供しています。




●就労支援事業所との商品開発

就労支援事業所のスタッフの方と一緒に「どのような作業ならお願いすることが可能か?」というところから相談しながら、デザインから製造工程までを試行錯誤しながら作っていく商品開発を行っています。

就労継続支援B型事業所「こむぎ」さんと作るトートバッグ
・就労支援B型事業所「ライク」さんと作る靴下




●編み手職人の育成

年々減少しているアパレル現場の製品製造の担い手となる「編み手職人」を育てる仕組みづくりをしています。ものづくりを続けるために、大変重要な活動だと考えています。
先にご紹介した雇用の提供を通した育成も、その仕組みの1つです。また、オンラインサロンの運営を通して、編み物キットなどの商品開発も行なっています。

AND WOOL オンラインサロン




●クラウドファンディング への挑戦

2019年、2020年と、2年続けてクラウドファンディングに挑戦し、作り手・売り手・買い手のすべての関わる人を幸せにする「魔法のストール」の予約販売を行いました。
作り手に低賃金労働を強いる必要がなく、買い手には同価格帯のものよりも上質な製品が届くという「魔法のストール」に共感していただき、2年連続で目標金額を達成することができました。

みんなを幸せにする【魔法のストール】の予約販売で在宅ワークの雇用創出をしたい!
みんなを幸せにする【魔法のストール】で在宅ワークの雇用創出をしたい!2020


 

参加・協力

・赤堀みお
・大上養蜂(日本ミツバチ養蜂園)
・曽根彰宣(茶農家)